名古屋市のRC2階建の住宅のリノベーション。
LDKや寝室、クロゼットはドアの無いワンルームの空間を望まれた。
改修前は多くの部屋に分節された間仕切り壁を全て解体し、光を奥の空間へも届けられる様、2階の床に大きな開口を開けた。
開口は吹き抜けとし、2F南側の開口部から光を1F奥へと運び、重力換気により1Fの換気も促す。
既存の凸凹した壁面をこの建築の大きな特徴ととらえ、その壁と対称になる様キッチンやキッチンのバックセットを斜めに配置した。
これにより、キッチンから庭への意識が強まり、リビングから見ると空間の広がりが生まれる。
キッチンのバックセットはその奥にある寝室やクロゼットに対して影をつくる。
南側の大きな開口部や吹き抜けからの光が天井面や壁面にグラデーションの陰影をつくり、ワンルームの中に色んな居心地のある場所をつくりだしている。
所在地 :愛知県名古屋市
竣工 :2022年12月
構造・規模 :RC2階建て
延床面積 :238m2
施工 :誠和建設
構造・規模 :RC2階建て
延床面積 :238m2
施工 :誠和建設
家具造作 :寿々源
庭 :園三
PHOTO :tololo studio