最近では住宅の設計の時は実施設計(工事用の詳細な図面)のタイミングに合わせて1/30の模型をつくる様にしています。

スタッフやオープンデスクの人手が増えた事により、模型に時間をかけられる事はありがたい限りです。

実施図面の仕様に合わせながら、素材や形、ディテールのチェックもこの模型で検討しながら、徐々に更新されていきます。

内部の光の状態や、空間の広がり、場所ごとの関係性など1/50の模型ではなかなか分からない事もかなり明確になります。

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クライアントとの打ち合わせにも空間の雰囲気を共有する上でかなり役立っています。

CGだとどうしてもこちらの意図した視点でしか雰囲気を映しだす事ができないですが、
模型だと色んな視点で空間を把握する事ができます。

検討を繰り返していくうちに、だんだん模型がやれて、いい味をだしていきますが、、(笑)

車の様に現物を買う訳ではない建築はどうしても、実際に現場が始まってモノができないと分からない事が多いので、
図面だけでは分からない部分を、少しでも模型でリアルに伝えていければ、と考えています。

なにより、ドンッ、と大きい模型を隣にして打ち合わせを行う事が楽しいのです!

こういった打ち合わせも設計事務所で住宅をつくる楽しさだと思っています。

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写真は現在、岐阜市で進めている住宅です。

もうすぐ、実施図面が完了します。

こちらの詳細は現場が始まるときにでもまたご紹介します!

ちなみに下はプレゼンの時の1/50の模型。

楽しそうな住宅になりそうです。

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武藤圭太郎
武藤圭太郎建築設計事務所