しばらく書いていないうちに、GINANの工事も着々と進んでいます。

まずは、サッシュの取り付け。

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サッシュとガラスは「らいふくれよん」でもお世話になっている辻井硝子さん。

斜めのサッシュが数カ所ありますが、精度良く仕上がってきました!
開閉部も斜めになっています。
このサッシュのディテールには苦労しました、、、

大きな開口部が有る部分は「外部」=「庭の延長」の様な空間を目指しているので、
業者さんとの打ち合わせを重ねて、少しずつ、少しずつサッシュの存在感を消していくのです。

業者さんからしたら、頑固な奴だな~くらい思われるんでしょうけど、
まぁ、それが仕事なので。。。

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外から見るとこんな感じ。
一番上の窓は、熱抜きの為、開閉可能になっています。
夏に大きな効果をもたらすのです。

続いて、外壁の左官工事。

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こちらも「らいふくれよん」でお世話になっている、モリケン商会さん。

設計の段階から、左官の可能性をいろいろ検討していきました。

「建物を含めた敷地全体が庭」というコンセプトのもと、
建物をできるだけ庭と同質な雰囲気にする必要がありました。

敷地のほぼ大半が砂利敷きとなる予定なので、壁を砂利の様な仕上げにできないか、多くの検討を重ねて来ました。

そして、左官の上に砂利を撒く(壁に)というテクスチャーにたどりつきました。

下から見上げると、地面の様な雰囲気になっています。

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写真では分かりづらいですが、斜めの壁も生かされて迫力のある外壁となっています。

日の光が当たると細かい陰影ができ、雨が降ると砂利が濡れる。

自然の環境によって、外壁が色々な表情に移り変わる、表情豊かな外壁となりました。

外部の足場ももうすぐ外れて、いよいよ内装の工事に入っていきます。

武藤圭太郎
武藤圭太郎建築設計事務所
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