名古屋市東区の二世帯住宅の建て替えの計画。
60%の建ぺい率を有効に使いつつ、周辺から適度なプライバシーと採光を確保するため、敷地中央に中庭を設け、建築のボリュームを東西2つに分割し、二世帯の居住空間を中庭をまたぐ様に配置した。
中庭が2世帯のプライバシーを調整しつつ、コミュニケーションを促す。
中庭に設けられた木製の扉は、街とダイレクトに繋がったり、テラスを拡張したり、水回りの庭を閉じたり、決して大きくない中庭に多様な使い方を生み出す。
子世帯は西側のと東側のボリュームをガラス張りのブリッジや外階段により行き来することで敷地全体を回遊し、適度に街の空気を感じながら愉しい生活を送っている。
所在地 :愛知県名古屋市東区
竣工 :2022年10月
構造・規模 :木造2階建て
延床面積 :162m2
施工 :山幸建設
構造・規模 :木造2階建て
延床面積 :162m2
施工 :山幸建設
家具造作 :寿々源
庭 :園三
PHOTO :tololo studio